ずっとお城で暮らしてる

趣味にまつわる記録簿です。小説の感想がほとんどです。

2020-02-28から1日間の記事一覧

もし円紫さんがお金持ちのご令嬢だったら

「覆面作家は二人いる」は、「円紫さんと私」シリーズや「中野のお父さん」と同様に日常の謎を扱う作品と分類することができますが、やや方向性が異なります。 まず第一に、殺人事件も扱うということ。主人公の双子の兄は警察官であり、主にはそこから流れて…

もし円紫さんが国語教師をやっているお父さんだったら

北村薫さんの「円紫さんと私」シリーズ、とても好きなのですが、やや取っつきにくい所があるとすれば、落語や文学史よりの話が多い所だと思います。 円紫さんは言わずもがな落語家だし、「私」は大学で文学のことをやっているしで、そっちに話が行きがちです…