ずっとお城で暮らしてる

趣味にまつわる記録簿です。小説の感想がほとんどです。

凪良ゆう 書店応援ペーパー

「流浪の月」が本屋大賞に選ばれたものの、このご時世で、本屋さんは休店が相次ぎました。そして緩やかに回復した頃、書店購入特典として番外編の配布がありました。凪良さんとしても思うところが多かったのだと思います。

 

凪良さんに関しては元々、出版社横断的な宣伝が多い方でしたが、それでも出版社がバラバラな3作品の番外編を配るというのは、なかなかすごいことなのではと思います。

 

何はともあれ、普通に売ってくれ…と思わなくはなかったですが、流浪の月の2冊目を購入し、無事に番外編を手に入れました。

 

3作品とも大好きなだけに、やや不安でしたが、杞憂すぎました。どれもまた読み返したくなる、良い番外編でした。

 

以下、がっつりネタバレです。

 

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①未来の月へ

梨花ちゃん持ってくるのは流石です。更紗と文の一番の理解者でありながら、まだ未熟で、2人に影響を受けながらこれからを進んでいく、梨花。2人が居ることで、前を向いていられる部分もあるけれど、ちょっぴり危なげな部分もあって。梨花ちゃんが辿り着く未来にも、興味があります。

 

②架空の食卓

うる波と鹿野くんがたどり着いた日常。今の暮らしが幸せで、これが2人の真実だけれど、誰よりもこれが正しくないことを知っているから、確かめたくなる。最後の凪良さんの一言が、この物語の全てのように思います。

 

③ぼくの美しい庭

これはずるい…。作中であまり多くは語られなかったけれど、統理にとっても確かに美しい庭なのだと確認できました。統理のお茶目な部分も知れて良かったです。続編があったら嬉しいです。