「老後の資金がありません」は、いつどこで買ったかもよく覚えていないですが、恐らく1年くらい積読されていて、ようやく読むことができました。
前までは、原則買った順番に読んでいくことを自身に課していたのですが、それが読書欲を抑制してしまうことがあることを自覚し、やめました。なので、私の積読本たちの中には、恐らく2年は超えていそうなベテランさんも居ます。
さて、題名のイメージからドタバタコメディ系かと思いきや、結構重いというか、現実的な課題を見せつけられているようなお話でした。
幸せって、ようするに自分の考え方ひとつなんだけど、やっぱりお金って大切で、でも幸せって、ようするに自分の考え方ひとつよね、そういう話だったと受けとりました。
今の時代、懐事情で、半強制的にその人の価値観って多少なりとも変わってきてしまう状況だと思います。
「幸せ」自体については、お金の依存度は低いと信じたい。ただ、「何に幸せを感じるか」については、依存度が高そうなので、やっぱりお金なしに幸せを考えることはできないのだなぁ、そういうことを考えました。
映画化するみたいなんですけど、ホームページみたらそれだけでわかるレベルで、原作との乖離度が大きそうだったので、別作品として受け取ることにします。