よしもとばななさんの『ジュージュー』を読みました。
よしもとばななさんの幻想的な作品は、定期的に読みたくなります。本作はページ数が少ないこともあり、ふと手が伸びて読みました。
ジャンル・よしもとばななに関してはあんまり詳しくないのですが、それでもよしもとばなな味を強く感じる作品でした。
表紙から想像するものとはだいぶ印象の異なるお話です。ふわふわしていながらも、悲しさと嬉しさといろんなものが両立することを教えてくれる、そんなお話です。
以下、ネタバレありです。
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主人公の感情のお話と出来事のお話が絡み合っていて、話の流れはきちんとしているにも関わらず、フワフワして幻想的な雰囲気を感じさせます。これは、『N・P』でも感じた気がする。
『ママがしてきたことは、ママが死んだって、終わったりはしない。』
p106のこの描写が非常にグッときました。『かか』のうーちゃんにもこの想いが伝わってほしい。
あとは、宮坂さんとのあれこれ。結婚の話をされた時の、演技のくだりは、自分は経験ないはずなのになんだか共感性高く感じました。
でもでも、iPadがあるような時代にこんなお付き合いの仕方ってほんとにまだ残っているのかね……?私が疎いだけ??まぁ疎いのですが。
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感想を言語化できるような作品ではないので感想にはなっていません。とはいえひどい。もっと書きたいことはあるはずなのですが、全く言語化できない…。よしもとばななさんからはもらってばかりです。