ずっとお城で暮らしてる

趣味にまつわる記録簿です。小説の感想がほとんどです。

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

森の匂いがする

宮下奈都さんの『羊と鋼の森』を読みました。 2016年の本屋大賞受賞作です。以前からずっと気になっていて、なんだか勿体なくて読めていなかったのですが、ついに読みました。 ピアノ調律師のお話で、特にファンタジー要素はないのですが、なぜかとても幻想…

白いだけじゃない少女たち

氷室冴子さんの『さようならアルルカン/白い少女たち』を読みました。 本作は、氷室冴子さんの初期傑作を今一度本にしたという作品集です。 氷室冴子さんについては、お名前は知っていましたが対面するのは初めてでした。ただ、こういう雰囲気の女流作家さん…

新しい日々

芝木好子さんの『新しい日々』を読みました。 こちらは、以前オシャンな本屋に立ち寄った際に買った本です。折角なら、普段の本屋では手に入らなそうな本を買いたいな~と思っていたところで、ビビッと目が留まりました。 めちゃくちゃオシャンじゃないです…

キング・オブ・ポップ

桜庭一樹さんの『傷痕』を読みました。 桜庭さんはこの前『製鉄天使』を読んだばかりなので、もう少し間を開けたかったのですが、ふと気づいたら積読本の中の桜庭率が異常に高くなっていたので、目についたこいつを読みました。桜庭作品はまだまだ読んでいな…