ずっとお城で暮らしてる

趣味にまつわる記録簿です。小説の感想がほとんどです。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『え、でも、ソーダ味好きだから…』

竹宮ゆゆこさんの「あしたはひとりにしてくれ」を読みました。 古本を買ったのですが、表紙をめくるとまさかのサインがあってビビりました…。真偽は分かりませんが、調べてみた感じ、本物っぽいです。たなぼたでした。 今回はまた、すごい方向にぶっ飛んだ作…

『そうですよね。新見先輩って冒険しない人ですもんね』

加藤シゲアキさんの「オルタネート」を読みました。本屋大賞候補4冊目です。なんだんかんだ順調だ…。残り6冊も買うだけ買いました。 めちゃくちゃ爽やかな青春小説でした。 中盤にかけての積み上げ方もすてきだし、終盤も加速して一気に盛り上がる感じがあ…

『僕は、そうは、思いません』

伊坂幸太郎さんの「逆ソクラテス」を読みました。本屋大賞候補3冊目です。 伊坂さんは、ずいぶん昔に「アヒルと鴨の~」と「死神の精度」を読んだっきりでした。 本作は、基本は小学生が主人公となる短編集で、日常の学校生活でのお話です。 基本面白く読め…

『失礼。いま何時でしょう』

田辺聖子さんの「感傷旅行」を読みました。 この前「ジョゼと虎と魚たち」を読んで度肝を抜かれた方の、芥川賞受賞作と聞いて、すぐに購入しました。 これも短編集でした。うまく表現できませんが、タイトル通りどれも感傷的な作品で、理屈よりも感情が勝る…

ニルヤの島

柴田勝家さんの「ニルヤの島」を読みました。 私の適当な提案に乗ってくださった友人から交換本として頂いたものです。 本格的なSFでした。SFは普段ほとんど読まないんですが、私の読書のルーツは星新一なので、勝手に親和性は感じてます。 本作は構成がだい…

『そうか、自転しながら公転してるんだな』

山本文緒さんの『自転しながら公転する』を読みました。 山本文緒さんは、アカペラに続いて2作目です。こちらは最新作で、彩瀬さんと凪良さんがどちらもオススメしていたので手に取りました。 登場人物への全面的な共感はできないんですけど、生活していく…