ずっとお城で暮らしてる

趣味にまつわる記録簿です。小説の感想がほとんどです。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

本屋大賞2021ノミネート読破

本屋大賞2021ノミネート作品10作を、すべて読みました。 比較的ミーハーな人間なので、前々から、何かしらの文学賞のノミネート作読破とかやってみたいな〜本屋大賞がやりやすそうだな〜と思っていました。 そして今年2021年のノミネート作品には、偶然にも2…

『ぶんげいぶ?』

深緑野分さんの「この本を盗む者は」を読みました。 本屋大賞ノミネート作品10作目!!無事に読み切りました。総まとめは次の機会に。 深緑さんとは初対面でした。見るからに分厚く、またファンタジーっぽかったので最後に取っておきました。 すごく独特な世…

コーシローと光司郎

伊吹有喜さんの「犬がいた季節」を読みました。 本屋大賞ノミネート9作目!伊吹さんとは完全に初対面です。 6話からなる短編集ですが、1話ごとに「切ね~~~~」ともだえるような作品集でした。非常にセンチメンタルな気分にさせてくれる素敵な小説でし…

『あんた、人生の無駄遣いやがね』

町田そのこさんの「52ヘルツのクジラたち」を読みました。 本屋大賞ノミネート作品8作目!10作読破の目処が完全につきました。 テーマは「家族の呪縛」「多様性への無理解さ」「共依存」で、私の大好物ですね。彩瀬まる作品と雰囲気がちょっと似てると思…

『逆に訊きたいです。みんな、なんで自分たち住む星の中のこと、知りたくならないのか。』

伊予原新さんの「八月の銀の雪」を読みました。本屋大賞ノミネート作品7作目! 短編集でしたが、どれも科学要素が出てきて、非常に楽しく読めました。 科学要素と、各人物の悩みがもう少し深いところで繋がってると、もっと良かったなーと思いますが、でも実…

言い訳を探す日々、やめませんか

青山美智子さんの「お探し物は図書室まで」を読みました。本屋大賞ノミネート作品6作目です。 青山さんとは初対面でした。あらすじからワクワクしていましたが、本当に久々に、"元気"をもらう作品を読みました。 いや、最近読んでたのが全部バッドエンドだと…

推し × 純文学

宇佐見りんさんの「推し、燃ゆ」を読みました。 芥川賞を受賞したこと、本屋大賞にノミネートされていること、それから題名のインパクトが強いことから、結構多くの方がご存知の作品だと思います。 私も芥川賞を受賞した時に知って、読みたいと思っていたら…